松山 痛恨ダボ…2日がかり第2R最終18番で“落とし穴”

[ 2018年8月12日 05:30 ]

米男子ゴルフツアー 第100回全米プロ選手権第3日 ( 2018年8月11日    米ミズーリ州 ベルリーブCC )

全米プロゴルフ第2ラウンド、7番でバーディーパットを放つ松山
Photo By 共同

 雷雨のためサスペンデッドとなっていた第2ラウンドが再開され、松山英樹(26=LEXUS)は8ホールを消化して6バーディー、3ボギー、1ダブルボギーの69で回り、通算3アンダーで25位につけた。池田勇太(32=フリー)は69で回り、同じく25位。小平智(28=Admiral)は通算1アンダーの49位で予選を通過した。通算10アンダーのゲーリー・ウッドランド(34=米国)が首位。全組終了約30分後に、決勝ラウンドが開始された。

 2日がかりとなった第2ラウンド。最終18番パー4で、文字通り“落とし穴”にはまった。フェアウエー真ん中からの第2打はグリーン手前のバンカーへと落ちてしまった。3打目も寄らずにダブルボギーでフィニッシュ。松山は悔しさを押し殺すように淡々とした様子でクラブハウスへと引き返した。

 前日は雷雲が接近し、10番をパーセーブした直後に競技中止のサイレンを聞いた。中断前までは粘りのゴルフで1つスコアを伸ばしていた。この日の午前7時に再開直後の11番パー4では、第2打をピン右80センチにつけてバーディー発進。14番パー4でも第2打を1メートル強に寄せた。一時は5アンダーまで伸ばしてトップ10に入ったが、最後に2つ落としてしまった。それでも、前日に続きフェアウエーキープ率は71・43%と安定。今年初めて2ラウンド連続の60台をマークしたのは明るい材料だった。

 今季はいまだ勝利はなし。7月にはスコットランド・オープン、全英オープンと2週連続で予選落ちを喫した。不調の原因は主にティーショットだった。練習はもちろんのこと、1Wを複数試すなどした。今大会では試行錯誤のかいあって「長らく(ティーショットが)曲がっていたが久々にフェアウエーにいった」と復調の兆しを感じている。

 昨年大会は最終日まで優勝争いを繰り広げたものの、後半でスコアを落として5位に終わった。ホールアウト後に「悔しいです」と流した涙は忘れていない。首位との差は広がったが、巻き返しを期して第3ラウンドへ向かった。

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2018年8月12日のニュース