20歳“黄金世代”小祝、首位発進 ツアー記録まであと1打

[ 2018年7月21日 05:30 ]

女子ゴルフツアーセンチュリー21レディース   第1日 ( 2018年7月20日    滋賀県 瀬田GC西C 6518ヤード=パー72 )

<センチュリー21第1日>18番、ティーショットを放つ小祝さくらは10アンダーで首位発進(撮影・井垣 忠夫)
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 “黄金世代”小祝さくら(20=ニトリ)がツアー記録にあと1打に迫る62の快スコアをマークし、10アンダーで自身3度目の単独首位スタートを切った。首位に3打差の2位には世界アマチュアランク8位のクリスティン・ギルマン(20=米国)ら2人。9試合ぶりの国内復帰戦となる横峯さくら(32=エプソン)は3アンダーの9位から逆転優勝を目指す。

 最高気温36・9度。炎天下のフェアウエーを真っ白な顔をした小祝が笑顔で歩いて行く。「まさか出るとは思わなかったのでビックリしました」。前半のアウトを30で折り返すと、後半は10番で6メートルのイーグルパットを沈めるなど、自己ベストを一気に3打更新し首位に躍り出た。

 「微妙なパットが入るようになりました」。2週前のニッポンハム・レディースで気づいた。ジュニア時代はパットのラインを読むのは自分。プロ転向後はキャディーの意見を参考にしてきたが、これが勝負どころで迷いにつながっていた。「昔はパターが得意だったんです」。原点に立ち返り、自ら判断することで結果につながった。

 07年賞金女王の上田桃子と同じ辻村明志門下生。「桃子の意見にも違うと言える自分の世界を持った子。忍耐強くもあります」と辻村コーチは言う。これが3度目の首位発進。アマチュア時代も含めて2日目以降も大崩れはしていない。「最終日に伸ばせるようなプレーを」。黄金世代4人目のツアー優勝は、手の届くところにある。

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2018年7月21日のニュース