錦織　４年連続３回戦進出　“天敵”ペールを逆転、フルセットの末退ける

全仏オープン男子シングルス２回戦 （ 2018年5月30日    ローランギャロス ）

全仏オープン２回戦に登場した錦織
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　テニスの全仏オープン第４日は３０日、男子シングルス２回戦が行われ、錦織圭（２８＝日清食品）は地元フランスのブノワ・ペール（２９）と激突。６―３、２―６、４―６、６―２、６―３とフルセットの末に勝利をつかみ、４年連続３回戦へ進出した。

　センターコートの第２試合に登場した錦織は、第１セットで第７ゲームのブレークに成功した後、４ゲームを連取。第２セットは１〜３ゲームまでに互いにブレークを繰り返し、ペールが試合を優位に進めると、錦織はセットを落とした。

　第３セットは第５ゲームでペールがブレークすると、錦織は調子に乗れず４―６と続けて落としたが、第４セットで開始から３ゲーム連取してペースを取り戻すとこのゲームをものにし、ファイナルセットで粘るペールを振り切った。

　錦織にとっては過去３勝２敗の相手だったが、「ペールが勝ち上がってくると厳しい戦いになる」と警戒していた相手。予測不能なプレーぶりにこれまでも苦しめられたが、“天敵”を退けるのに試合時間約３時間のファイナルセットまでもつれこむ厳しい試合となった。