大関昇進の栃ノ心「親方の教えを守り、力士の手本となるよう稽古に精進」と口上

[ 2018年5月30日 09:34 ]

大関昇進の伝達を受け、口上を述べる栃ノ心。右は春日野親方
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 日本相撲協会は30日、東京・両国国技館で名古屋場所(7月8日初日、ドルフィンズアリーナ)の番付編成会議と臨時理事会を開き、関脇・栃ノ心(30=春日野部屋)の大関昇進を満場一致で決めた。栃ノ心は在籍する都内の春日野部屋で行われた昇進伝達式で「謹んでお受けいたします。親方の教えを守り、力士の手本となるように稽古に精進します」という口上に決意を込めた。

 欧州出身では3人目、ジョージア出身では初の大関。春日野部屋からは1962年の栃ノ海、栃光の同時昇進以来、56年ぶりの大関誕生となる。新入幕から所要60場所は増位山と並ぶ史上1位のスロー出世となった。

 栃ノ心は今年1月の初場所で14勝1敗で初制覇を果たし、春場所では10勝、夏場所では13勝。直前3場所合計で昇進目安の33勝を上回る37勝を挙げた。

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