貴親方、春巡業初日から同行 稽古指導や取組の勝負審判務める

[ 2018年3月31日 05:30 ]

貴乃花親方
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 日本相撲協会から29日に2階級降格処分を受けた貴乃花親方(元横綱)が、4月1日に三重県伊勢市の伊勢神宮で始まる春巡業に審判として同行することが30日、同協会への取材で分かった。稽古の指導や取組の勝負審判を務める。再出発の最初の仕事で注目を集めそうだ。

 貴乃花親方は28日の職務分掌で審判部へ配属された。29日には春場所での無断欠勤や、弟子の十両・貴公俊が起こした暴行問題の監督責任を問われ、「委員」から親方衆の序列で最下位(再雇用者の参与を除く)の「年寄」に降格した。

 巡業部長を務めていた昨年の秋巡業では、元横綱・日馬富士による弟子の十両・貴ノ岩への傷害事件が発生し、協会への報告を怠ったなどの理由で理事を解任された。

 左胸などのケガで、6場所連続休場中の横綱・稀勢の里や、貴乃花親方が心身のケアを優先する意向を示していた貴ノ岩、1場所出場停止処分を受けた貴公俊らが、最初から休場する。春巡業は4月27日まで、24日間開催される。

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2018年3月31日のニュース