貴親方 1階級降格で委員、29日理事会でさらに2階級降格も

[ 2018年3月29日 05:30 ]

日本相撲協会 臨時年寄総会

会見で経過を話す貴乃花親方
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 年寄総会終盤、記名式で処分の有無を問う用紙が役員以外の親方に配られたが、具体的な処分内容は記されていなかったという。27日までは日本相撲協会執行部の間で「解雇有力」の流れが形成されていたという話もあるが、年下の親方にも平謝りする「平成の大横綱」貴乃花親方の姿を目の当たりにし、厳罰回避のムードも出始め、処分は29日の理事会に委ねられた。

 協会関係者によると、貴乃花親方は降格を軸に検討されることが濃厚。この日は理事落選からの慣例で1階級下の「委員」となったが、さらに2階級降格で再雇用者の参与を除いて最下位の「年寄」に落ちる可能性もある。ただ、根強い不信感を抱く理事も依然としており予断を許さない。貴公俊の処分も協議され、協会幹部によると、2場所前後の出場停止が有力とされる。

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