NFLのプレーオフが開幕 タイタンズは14年ぶりの勝利 QBマリオータが“珍TD”を記録

[ 2018年1月7日 17:03 ]

プレーオフでチーム14年ぶりの勝利に貢献したタイタンズのQBマリオータ(AP)
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 NFLのプレーオフが6日にスタート。1回戦の2試合が行われ、AFCでは第5シードでワイルドカードのタイタンズ(南地区2位)が、敵地カンザスシティー(ミズーリ州)で西地区を制した第4シードのチーフスを22―21(前半3―21)で撃破。プレーオフでは14年ぶりの勝利を収めた。

 18点差以上をロードのチームが逆転したのは、1957年のライオンズ(7―27から30―28=対49ers)と、1972年のカウボーイズ(3―21から30―28=対49ers)を含めて史上3チーム目。QBマーカス・マリオータ(24歳)が205ヤードと2TDをパスで稼ぎ、後半で19―0と圧倒して試合をひっくり返した。

 マリオータは第3Qの8分29秒、投げたパスをチーフス守備陣にはね返されたが、宙に浮いたボールを自分でキャッチ。そのままエンドゾーンに飛び込んでこの試合、初のTDをマークした。

 記録上6ヤードのTDパスとTDレシーブを1人で完結させた形。パスとレシーブの“一人芝居”によるTDをマークしたのは、1997年シーズンのブラッド・ジョンソン(バイキングス)以来、20季ぶりの出来事となった。

 タイタンズではアラバマ大時代にハイズマン賞に輝いた2季目のRBデリック・ヘンリー(24歳)も活躍。23回のキャリーで自己最多の156ヤードを走破してマリオータをフォローした。

 第4Q残り6分6秒には、マリオータがWRエリック・デッカー(30歳)に22ヤードのTDパスを通して逆転。そのまま逃げ切ってAFC準決勝に駒を進めた。

 ロサンゼルス(カリフォルニア州)で行われたNFCの1回戦でもワイルドカードで第6シードのファルコンズ(南地区3位)が第3シードのラムズ(西地区1位)を26―13(前半13―10)で勝利。昨季のNFC覇者でもあるファルコンズは今季は最終戦でプレーオフ出場を決めたが、この日はQBマット・ライアン(32歳)が218ヤードをマークし、19―13で迎えた第4Qの9分12秒にはリーグを代表するWRの1人、フリオ・ジョーンズ(28歳)に8ヤードのTDパスを通して勝負を決めた。

 守備陣も健闘。ラムズの今季平均得点はリーグ1位の29・9だったが、それを半分以下にまで抑えこんだ。

 なお2年連続のスーパーボウル出場を狙うファルコンズはNFC準決勝で第1シードのイーグルス(東地区1位)との対戦が確定。7日は1回戦の残り2試合が行われ、AFCではビルズ(東地区2位)対ジャガーズ(南地区1位)、NFCではパンサーズ(南地区2位)対セインツ(南地区1位)戦が行われる。

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