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マラソンの神目指す神野大地 独自の練習法「2・195キロが大事」

福岡国際マラソンのゴール後、苦しそうな表情の神野大地
Photo By スポニチ

 「山の神」がいきなり「マラソンの神」になるには、いくら八百万の神々の国とはいえ少し早かった。“ハンパない”大迫傑が堂々の3位でフィニッシュした3日の福岡国際マラソン。青学大出身で山の神と称された神野大地も初マラソンデビューを果たしたが、20キロすぎに先頭から遅れ、2時間12分50秒で13位。ゴール後はまともに歩けず「離れてからは、一歩一歩踏み出すのが精いっぱいだった」と顔をしかめた。

 「箱根アイドル軍団」ら多士済々のメンバーが出場した福岡国際。それだけでも興味を引かれるが、15年から米国に拠点を移して国内初マラソンに挑んだ大迫、毎週のようにフルマラソンに出場して調整する公務員ランナー川内優輝、そして今回の神野など独自のトレーニングでマラソンという競技を極めようとする選手に目がいった。

 「2・195キロが大事」。マラソン練習では40キロ走というのが定番だが、神野にとってはそれが疑問だったというのだ。「みんな40キロ走というが、僕はなんで40キロかなと思っていた。自分が練習するなら最低でも42・195キロ走るべきと思っていた。40キロ走がメニューに入っているときは2・195キロプラスしていた」

 また、初マラソンを12月の福岡国際マラソンにした理由については駅伝の影響も大きいという。「2月の東京とかびわ湖毎日を初マラソンにすると、夏にマラソン練習したのに11、12月に駅伝練習をはさんでからまたマラソンに向かう。それってもったいないなと思った」と話す。目標のタイムは切れなかったが、そのチャレンジはとしては間違っていなかったと感じた。

 アダム・スミスは『国富論』の中で個人が利益を追求することは、社会に何の利益ももたらさないように見えるが、個人が利益を追求することで、全体の利益となる望ましい状況が「見えざる手」に導かれるように達成される。と考えた。この話は市場経済の上だが、マラソンにおいても、それぞれが独自のアプローチで勝手に頂点を目指しているようで、男子マラソン界全体を刺激しあい、底上げしているのではないか。そんなことを、レースの余韻が残る夜の博多で思った。(河西 崇)

[ 2017年12月6日 11:30 ]

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