相撲協会 貴ノ岩の巡業休場、貴親方に文書で診断書提出求める

[ 2017年12月6日 05:30 ]

文書を手に貴乃花部屋を訪れる日本相撲協会の鏡山危機管理部長
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 大相撲の元横綱・日馬富士(33)から暴行を受けた平幕・貴ノ岩(27=貴乃花部屋)が冬巡業を休場していることに関して、日本相撲協会が5日、師匠の貴乃花親方(元横綱)に文書で診断書の提出を求めた。冬巡業は3日に始まったが、診断書は出されておらず、協会執行部の鏡山理事(元関脇・多賀竜)が八角理事長(元横綱・北勝海)に報告した上で、午後2時半ごろに東京都江東区の貴乃花部屋を訪問。親方が不在だったため、文書をポストに投函(とうかん)した。

 鏡山理事は「(貴乃花親方から)“なんでも書面で”と言われていたので。(返答は)書面で返ってくるんじゃないか」と説明。「(診断書提出は)ルールだから。そういうのに応えるのが相撲道じゃないの」と付け加えた。

 相撲協会の危機管理委員会は、鳥取県警が元日馬富士を書類送検するのを待って貴ノ岩への聞き取り調査を行いたい意向。危機管理部長を務める鏡山理事は「(聞き取り調査は)電話でもいいかもしれないが、師匠の了解を取らないと」と話した。

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