“角界のひねり王子”中村が白鵬の内弟子に　ライバルは宇良

＜宮城野部屋新弟子入門会見＞３人目の内弟子を迎える白鵬と中村友哉（左）
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　大相撲の横綱・白鵬（３１）が所属する宮城野部屋は２１日、都内で会見を開き、金沢学院大４年の中村友哉（２２）が入門すると発表した。１メートル６７、９５キロの中村は業師・宇良（木瀬部屋）をライバル視して「まずは関取になることが一番。横綱は世界で一番強い方。ついていけば間違いないと思う」と決意を語った。

　かいなひねりなど、ひねり技を得意とし、会見に同席した白鵬は“角界のひねり王子”というニックネームが浮上すると大喜び。プロへ進まなければ教員になっていたという小兵は、大学２、３年の世界選手権軽量級（８５キロ未満）で２連覇と実力は確かだ。春場所（来月１２日初日、エディオンアリーナ大阪）の新弟子検査を受ける予定で、部屋の幕内最軽量力士・石浦を目標に掲げた。

　中村は白鵬の内弟子。内弟子とは引退後に自身の部屋を持った際の弟子として、現役中に在籍する部屋に入門させる力士のことで、白鵬にとっては十両・山口、石浦に次ぐ３人目だ。頼もしい先輩と夢を追う２２歳は「自分のペースで力をつけて焦らず上がっていければ」と目を輝かせた。

　◆中村　友哉（なかむら・ゆうや）１９９４年（平６）１０月１８日、石川県金沢市生まれの２２歳。兄の影響で５歳から相撲を始める。金沢学院高―金沢学院大。家族は両親と兄。