亜大陸上部 新合宿所お披露目、総工費5億円超の豪華施設 箱根復活目指す

[ 2017年2月16日 15:42 ]

完成した亜大陸上部合宿所で撮影に応じる、亜大陸上部の(右から)佐藤信之監督、加藤風磨主将、岡田晃コーチ
Photo By スポニチ

 亜大陸上競技部の新合宿所が16日、東京・西多摩郡に完成し、お披露目された。

 新合宿所は大型ショッピングモール「イオンモール日の出」の真向かいという好立地。合宿所は30部屋の居室を始め、全身のアイシングできる水風呂を備えた大浴場、多目的室、治療室などを完備。総工費5億3000万円をかけた豪華施設となった。会見した栗田充治学長は「日本中でも最高レベルだと思う。後に引けない環境を作った。3年以内の箱根本戦出場を目標に、全国トップレベルを維持している野球部とともに2枚看板になってほしい」と大きな期待を寄せた。

 箱根駅伝には過去33度の出場を誇り06年には総合優勝も果たしたが、10年以降は出場から遠ざかっている。00年シドニー五輪男子マラソン日本代表、99年世界陸上マラソン銅メダリストで就任2年目の佐藤信之監督は「大変感謝している。結果で返せるように頑張りたい。今は弱い陸上部だが必ず箱根路に戻りたい」と復活を誓った。同じく低迷期から這い上がり、今年の箱根駅伝で3連覇を果たした青学大を目標に掲げ「(青学大の)原監督を目標に、青山のAに負けないようにしたい」と力を込めた。

 新合宿所完成を機に有力選手の入学にも期待を寄せた。「グラウンドは近いし、周辺にはクロスカントリーやロードコースもある」と好環境をアピール。自身が実業団・旭化成在籍時、マラソンと駅伝を両立した経験を基に「卒業後も走って食べていくのは厳しい世界だが、希望が持てるような指導をしていきたい。緻密なスケジューリングやメニューで将来も大事にしていく」とさらなるサポート面の充実も誓っていた。

続きを表示

この記事のフォト

2017年2月16日のニュース