レブロン バークリー氏を痛烈批判「自分は誰かさんとは違う」

[ 2017年2月3日 16:03 ]

キャバリアーズのレブロン・ジェームズ(AP)
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 キャバリアーズのレブロン・ジェームズ(32)が自身に厳しい言葉を浴びせるチャールズ・バークリー氏(53)を痛烈に批判した。

 事の発端はジェームズのチームへの要求で、連覇を狙うにはさらなる選手補強が必要というものだった。これに口を挟んだのがバークリー氏。現役時代はNBA屈指のパワーフォワードとして活躍し、現在は解説者を務める同氏は次のようなコメントでジェームズの考えを否定した。

 「そんな泣き言はどうかと思うよ。キャバリアーズは彼にすべての権限を与えてしまったようだね。あのチームはすでに十分な補強をしている。ジェームズの望み通りJ.R.スミスやイマン・シャンパートを獲得したし、カイル・コーバーも移籍してきたじゃないか。世界最高の選手はこれでもまだ足りないというのかい。キャバリアーズはディフェンディングチャンピオンなんだぞ」。

 バークリー氏はジェームズのリーダーシップに疑問を呈している。現有戦力でチームを引っ張り、NBA連覇を勝ち取れということだろう。しかし、ジェームズにとってこれは面白くない。マーベリクスに敗れた1月30日の試合後にバークリー氏をこう批判した。

 「まあ、妬んでいるのだろうね。彼の言うことなんて信用できないよ。あんな言い方で自分のこれまでの実績を否定されたくはないね。自分は誰かさんみたいに観客につばを吐く悪態はつかないし、ギャンブル癖もない。これまでのキャリアでトラブルとは無縁さ。リーグの顔としてしっかりやってきたよ。バスケットボールというスポーツに敬意を抱きながらね。それだけは忘れないでくれ」。

 誰かさんとはもちろんバークリー氏のこと。そんな人間の無礼な発言がジェームズのしゃくに触ったのだろう。さらに批判は続く。

 「ブルズとサンズが対戦した1993年のファイナルのことさ。試合中にジョーダンとバークリーが笑いながらジョークを言い合っていたんだ。他の選手がフリースローを打っている時にね。ファイナルの舞台であれはどうかと思うよ」。

 ここまでのところ、この批判に対するバークリー氏の反応はない。しかし、2人の遺恨は今後も続きそうだ。

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2017年2月3日のニュース