琴奨菊、来年パパに 前年Vの初場所へ意気揚揚「何でも頑張れる」

[ 2016年12月28日 05:30 ]

大相撲初場所(1月8日初日)

ぶつかり稽古を行う琴奨菊(左)。右は琴恵光
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 大相撲の大関・琴奨菊(32)がパパになる。昨年7月に結婚した祐未夫人が現在妊娠6カ月で来年4月に男児を出産予定であることが27日、分かった。千葉県松戸市の佐渡ケ嶽部屋での稽古後、琴奨菊は新たな生命が誕生することについて触れ「何でも頑張れる」と細い目をさらに細めて喜びを語った。

 家族が増える17年は新たな取り組みにチャレンジしていく。これまでは左足から踏み込んで馬力で圧倒する相撲を貫いてきたが、それが読まれて注文相撲に屈することも多くなってきた。今後は臨機応変に右足で踏み込むなど柔軟性を持って相撲の幅を広げていきたい考えだ。初場所(来年1月8日初日、両国国技館)は大関在位32場所目で7度目のカド番となるが、悲愴(ひそう)感はない。

 今年初場所は14勝1敗の好成績で、日本出身では06年春場所の栃東以来、約10年ぶりの優勝を飾った。“ディフェンディングチャンピオン”として臨む場所では、剛速球一辺倒ではなく変化球も交えながら“ニュー琴奨菊”を披露する。

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2016年12月28日のニュース