遼 沖縄合宿打ち上げ 米復帰見据え“フルモデルチェンジ”も

[ 2016年12月28日 05:30 ]

新クラブをテストした石川遼。沖縄合宿を打ち上げた
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 男子ゴルフの石川遼(25=CASIO)が10日間の沖縄合宿を打ち上げた。弟・航(埼玉・県浦和2年)やプロとともに沖縄県内のゴルフ場で連日6、7時間の練習を行うとともに、年明けの米ツアー復帰を見据えて新しいアイアンと1Wをテストした。今後もテストを続けるが、ほとんどのクラブを入れ替える“フルモデルチェンジ”の可能性もある。

合宿にはプロ8人、アマ4人の合計12人が参加。連日6、7時間汗を流した。石川はアプローチを重点的に練習したが、新しいクラブのテストにも取り組んだ。

 アイアンはマッスルバックタイプのキャロウェイMB1を試打した。過去にマッスルバックを使った時期もあるが、キャロウェイと契約した13年以降は一貫してキャビティーバックだった。今回こだわったのはフェースの見え方。そして「(現モデルは)少しフックフェース。ストレートフェースのものを試したかった。スピン、飛距離、打感も良い」と好感触を得た。

 1Wは来月発表されるキャロウェイの新モデルを試した。日本シリーズJTカップで投入したレーザーホークも気に入っているが、新モデルはさらに打球の初速が上がり、平均飛距離が5〜10ヤード伸びている。「自分としてはうれしい迷い」と目を細めた。

 アイアンも1Wもまだテストが必要というが、ウエッジも今月の日本シリーズから64度のものを入れており“フルモデルチェンジ”とも言える大幅入れ替えの可能性もある。

 年明けはキャリアビルダー・チャレンジ(1月19日開幕、カリフォルニア州)から米ツアーに復帰する。4月のマスターズの出場権は確保していないが、米ツアーで優勝するか、現在95位の世界ランクを50位以内まで上げればオーガスタ行きの切符が手に入る。「優勝するしかない。チャンスをつくりたい」と語気を強めた。

 ▼マッスルバックとキャビティーバック マッスルバックはフェースの背面が板状。キャビティーバッグは背面がへこんでいる。一般的にキャビティーバックの方が球が上がりやすく、やさしい

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2016年12月28日のニュース