一時帰国の沙羅、北海道で圧勝 さすがの分析力 父も成長認める

[ 2016年12月18日 05:30 ]

表彰台で笑顔の高梨(中央)。左は伊藤、右は岩渕
Photo By スポニチ

 ノルディックスキー、ジャンプの名寄ピヤシリ大会は17日、北海道の名寄市ピヤシリシャンツェ(ヒルサイズ=HS100メートル)で行われ、女子はW杯の遠征から一時帰国した高梨沙羅(クラレ)が1回目に94メートル、2回目に最長不倒の96メートルを飛び、合計244.0点で圧勝した。

 会場は冬の大会では約2年ぶりに飛んだ台で「苦手意識があった」という。助走路はW杯などで使用される氷と違い、手作業で圧雪したもので滑らかでない部分もあった。それでも安定した力を出せた理由を、指導する父の寛也さんは「風や台など、さまざまな情報を自分で分析できるようになったから」とみる。

 今季は来年2月開幕の世界選手権が大きな目標となる。「着実に前に進みたい」と高梨は足元を見つめた。

続きを表示

2016年12月18日のニュース