桃田、熊本復興イベント参加へ 社会貢献が処分解除への第一歩

[ 2016年11月8日 05:30 ]

熊本地震復興イベント参加を検討している桃田賢斗

 違法賭博問題で無期限出場停止処分となっているバドミントンの元日本代表の桃田賢斗(22)が、今週末の熊本地震復興イベント(12日熊本市、13日益城町)への参加を検討していることが7日、分かった。所属先のNTT東日本の広報担当者は「(桃田を含めて)現在メンバーを調整している」と語った。同イベントではエキシビションマッチや子供たちへのクリニックなどが予定されている。

 4月の問題発覚後、半年間対外活動を自粛していたNTT東日本の男子チームは先週末の日本リーグで活動を再開した。無期限出場停止中の桃田は練習を続けているが、現時点で試合出場の見通しは立っていない。日本協会の銭谷専務理事は桃田の処分解除の可能性について「今後の彼の言動や活動を勘案していきたい」と語っている。桃田はNTT東日本が10月に新潟県で開いたバドミントン教室にも参加しており、復興イベント参加などの社会貢献活動は処分解除へ向けた第一歩となりそうだ。

 また、この日都内で行われた記者会見で日本代表の朴柱奉監督は「もし深く反省して、人間的に成熟し、バドミントンの世界に戻ってくるなら、日本の男子もメダルに近くなる」と桃田にエールを送った。

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2016年11月8日のニュース