秋田6戦ぶり白星 A東京のお株奪う堅守で価値ある1勝

[ 2016年11月8日 05:30 ]

Bリーグ第7節最終日 ( 2016年11月7日 )

<A東京・秋田>ドリブルで攻め込む秋田・スティーブンス(左)

 東地区最下位の秋田が同2位のA東京を78―64で破り、3勝11敗とした。前日は同じ相手に大敗していたが、一転して高い守備力を披露。敵のシュート成功率を33・3%に抑え、4連勝と波に乗る上位チームから勝利をつかんだ。A東京は11勝3敗となった。首位は12勝2敗の栃木。

 敵地に乗り込んでのA東京との2連戦。前日に31点差で負けた秋田が価値ある1勝を手にした。リーグ屈指のタレントを誇る地区2位チームを相手に、6戦ぶりの白星。久しぶりの勝利を味わった主将の田口は「一番良かったのは団結力。これからは波をなくしたい」と安どした。

 堅守を売りにする相手のお株を奪った。第1クオーター(Q)から激しいプレスをかけ、粘り強くゴールを守った。「昨日と比べてディフェンスが修正できて、要所でゾーンディフェンスを使ったことが機能した」と長谷川HC。攻めては白浜、高橋の3点シュートで得点を伸ばし、2メートル11のモリソンが壁となって相手の攻撃を封じた。3点リードで迎えた第2Qでは立て続けに2本の3点シュートを決めるなど、最下位とは思えない精度の高さを見せ、A東京の竹内も「しつこくやってきた」と舌を巻いた。

 開幕戦で優勝候補の栃木に勝利を収めたが、その後は歯車がかみ合わなかった秋田。だが、リーグはまだ序盤。長谷川HCは「だいぶ選手も落ち込んでいた時もあった。次につながる」と巻き返しを期した。

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2016年11月8日のニュース