五輪へカウントダウン開始　リオ開幕まで１カ月

　リオデジャネイロ五輪は５日、開幕まで１カ月を迎え、リオデジャネイロ市中心部マラカナン地区の五輪スタジアムに隣接して建設された「五輪都市博物館」の開館式が行われた。世界中から集まるメディアの情報発信の拠点となるメインプレスセンター（ＭＰＣ）も市西部バーラ地区にオープン。開幕へのカウントダウンが始まった。

　博物館は五輪に伴う都市の再開発を説明するパネルなどを展示。大会組織委員会のヌズマン会長は「インフラ整備は全て完了した。次世代が必要とする新しいリオを築き上げ、五輪開幕まで１カ月を祝うことができて喜ばしい」と述べた。

　五輪に合わせて整備された公共交通機関のルート沿いには大会ロゴなどをあしらった看板や旗が設置され、五輪を迎える準備が進む。

　出発から２カ月を経過した聖火リレーはブラジル南部を回っており、８月５日（日本時間６日）にマラカナン競技場で行われる開会式で聖火台にともされる。（共同）