リオ五輪公式グッズ店オープン 地元民「高すぎる」と不満

[ 2016年7月5日 07:34 ]

 8月に五輪が開催されるブラジル・リオデジャネイロの観光名所コパカバーナ海岸に五輪公式グッズの「メガストア」がこのほどオープンした。ビーチグッズやマグカップなど多様な商品で五輪気分を盛り上げるが、訪れた地元民は「高い」と不満を漏らしていた。

 広々とした店内で275レアル(約8700円)のビキニを見ていた主婦のカタリナ・デフランチェスコさん(46)は「高すぎる。ブラジルの最低賃金は月約800レアルなのにビキニが約300レアルなんてありえない」と不満げだ。「でもオリンピックは好きだし、成功してほしい」

 家族で縫いぐるみ(115レアル)を見ていた地元ジャーナリストのギリェルメ・ファグンジスさん(36)も「五輪の公式ショップはどこの国でもそうなのだろうが高いね」と苦笑。「リオが世界中から人を受け入れる際の象徴的な店になるが、主な客は(ブラジル人でなく)観光客だろう」と話した。

 商品は約3千種で記念金メダル(9560レアル)、公式キャラクターのブロック玩具(130レアル)、日本でも人気のブランド「ハワイアナス」の五輪限定ビーチサンダル(35~45レアル)などもある。

 五輪開会までに公式グッズを扱う132店がオープン予定で、期間中に計約50万人の来客と約10億レアルの売り上げを見込む。コパカバーナ海岸の店は2番目に大きい店舗になるという。(共同)

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2016年7月5日のニュース