リオ市の路面電車開通 五輪で足に、再開発の一環

[ 2016年6月6日 09:38 ]

 リオデジャネイロ五輪の開幕まで2カ月となった5日、リオデジャネイロ市北部セントロ地区の路面電車が開通した。大会期間中に聖火台が設置され、ファンサイトとなる港湾地区の内側を走行し、観客の主要な移動手段の一つとなる。

 当面は国内線空港から客船乗り場付近の美術館地区まで、平日午後の3時間限定で運行する。将来的には地下鉄と鉄道の中央駅、中央バスターミナルにも路線が延びる予定。1日に30万人の乗車を見込み、市街地の渋滞緩和が期待される。

 五輪開催を機とした再開発の一環。開通式典を行ったパエス市長は「五輪の恩恵で市民の生活が良くなる」と意義を強調した。

 路面電車の建設・運営業者には三井物産も出資している。(共同)

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2016年6月6日のニュース