18歳皆川「うれしい」リオ切符 日本人個人総合12年ぶり五輪

[ 2016年6月6日 05:30 ]

新体操のW杯スペイン大会で演技する皆川夏穂。リオ五輪代表入りを決めた

 新体操のW杯スペイン大会は4日、スペインのグアダラハラで個人総合後半のリボン、クラブ2種目が行われ、18歳の皆川夏穂(イオン)が4種目合計71.350点で7位となり、69.300点で14位だった早川さくら(イオン)を上回り、リオデジャネイロ五輪代表に決まった。「正直うれしい気持ちでいっぱい。最後まで諦めないでやりきれて良かった」と喜んだ。

 日本体操協会は7月までの4大会を代表選考対象に指定。上位につけた回数(勝ち数)が多い選手を代表とすることを決めていた。並んだ場合は昨年の世界選手権で出場枠「1」を獲得した皆川を選ぶと決めており、第3戦の今大会で2勝1敗とした皆川が代表入りを確定させた。日本選手の個人総合出場は04年アテネ五輪の村田由香里以来、12年ぶりとなる。

 ◆皆川 夏穂(みながわ・かほ)13年から日本体操協会の強化策で強豪国ロシアに留学して急成長。15年世界選手権で個人総合15位となり、日本に五輪出場枠をもたらした。東京・大原学園高出、国士舘大1年、イオン。1メートル70、53キロ。18歳。千葉県出身。

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