地元シャークス、記念すべき1勝 ドンスコイが延長“Vゴール”

[ 2016年6月6日 05:30 ]

 スタンレー杯決勝の第3戦がサンノゼで行われ初出場の地元シャークスが延長の末にペンギンズを退けて1勝2敗。延長の12分18秒、フィンランド出身の新人FWヨーナス・ドンスコイ(24)がゴールを奪い、チーム創設25シーズン目で記念すべきスタンレー杯決勝での初勝利を挙げた。ペ軍が第2Pまでリードしながら敗れたのはレギュラーシーズンを含め、ここ51試合で2度目。3戦連続の1ゴール差となったが、この日は勝ちパターンを逃して競り負けた。

 シャークスは延長では押され気味だったが、伏兵のドンスコイが奮起。ゴール裏を回って左サイドから放ったショットがペ軍のゴールネットに突き刺さった。地元ファンは悲願だったスタンレー杯決勝での“1勝目”に歓喜。チームで今季最多ポイント(82)を稼いだ大黒柱のFWソーントンは「彼らはずっとこの瞬間を待っていた。信じられないほど力強い応援が背中を押してくれた」と、1万8000人の“チームワーク”を勝因に挙げていた。

 ≪“最悪”逃れた≫シ軍は負けていれば3戦全敗。決勝で0勝3敗からの逆転は42年にメープルリーフス(対レッドウイングス)が記録した1度だけで、シ軍は最悪のデータからは逃れた。

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2016年6月6日のニュース