佐々木「自分らしく」 違法カジノ問題 協会は一切触れず

[ 2016年5月9日 18:12 ]

 バドミントン男子の桃田賢斗選手(NTT東日本)が違法カジノ問題で無期限出場停止処分を受けた影響でリオデジャネイロ五輪代表入りが決まった世界ランキング27位の佐々木翔選手(33)=トナミ運輸=が9日、東京都北区の味の素ナショナルトレーニングセンターで行われた日本代表の記者会見に臨み「もう走りだすしかない。自分らしいプレーを出し切りたい」と吹っ切れた表情で意気込みを語った。

 今季限りでの現役引退を表明しているベテランは、リオ五輪代表9人の中で唯一の2大会連続出場となる。思わぬ形で再び大舞台に立つことになり「いろいろな意見があるのは分かる。この1カ月は自問自答の毎日だった。でももう十分に考えきった。複雑に考えず、ナショナルチームの一員として全力で頑張るだけ」と決意をにじませた。

 記者会見の冒頭であいさつした日本協会の銭谷欽治専務理事は硬い表情で、一連の問題には一切触れなかった。

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2016年5月9日のニュース