ウェイド カナダ国歌斉唱中にシュート練習「侮辱するつもりはない」

[ 2016年5月9日 15:41 ]

ヒートのドウェイン・ウェイド (AP)

 ヒートのドウェイン・ウェイド(34)がカナダ国民の怒りを買っている。8日に行われたラプターズとの東地区準決勝、第3戦の試合前に行われたカナダ国歌斉唱中にシュート練習をしていたことが、無礼だと指摘されているのだ。

 映像を見ると、国歌斉唱中に他の選手が列をなしている中、ウェイド一人がジャンプシュートを繰り返している姿が確認できる。

 ただ、本当にカナダ国民を侮辱するつもりでそうしていたかについては疑問が残るところ。ウェイド本人はこの件について「こういうことはみんな神経質になるものだよね」と前置きし、「侮辱するつもりなどなく、必要だと思うことをしただけ。試合前にしっかり準備することはキャリアを通して行ってきたことだからね」と“疑惑”を完全に否定した。

 「怒る人の気持ちも分かるけれど、自分はそういう人間ではないよ」とコメントを続けるウェイド。AP通信の記者も自身のツイッターで「彼はいつも国歌斉唱の前にシュートを決めてから列に入る。別に侮辱する気なんてなかっただろう。たまたまシュートを外し続けただけだ」とファンに理解を求めた。映像を再度チェックすると、確かに同記者の言う通り、ボールがリングに嫌われ続けていた。

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2016年5月9日のニュース