錦織、激闘制し2年ぶり4強!悲願マスターズ制覇へ前進

[ 2016年4月1日 06:57 ]

激闘の末に4強入りを決め、ガッツポーズする錦織(AP)

 テニスのマイアミ・オープン第10日は31日(日本時間4月1日)、米フロリダ州マイアミで行われ、男子シングルス準々決勝で、第6シードで世界ランキング6位の錦織圭(26=日清食品)はフルセットの末に4―6、6―3、7―6で同16位のガエル・モンフィス(29=フランス)で下し、2年ぶり2度目の4強入りを果たした。

 1メートル93と長身で身体能力も高く、2014年の前回対戦でもフルセットの激闘を演じたモンフィスが相手。「ミスをしない選手で、しっかり攻めないと勝てない」と警戒してが、第1セットの第1ゲームでいきなりブレークを許してしまう。第4ゲームでブレークバックして追いついた錦織だが、直後の第5ゲームを落とし、4―6でこの大会初めてセット失った。

 続く第2セットは第4ゲームで錦織がブレークに成功し、自身のサービスゲームは全てキープして6―3。迎えた最終セットも第3ゲームで先にブレークに成功したが、第8ゲームでブレークバックを許してしまう。第10ゲームでは4度マッチポイントをしのぎ、第12ゲームの踏ん張ってキープし、最後はタイブレークを7―3、2時間29分の激闘を制した。

 序盤はファーストサーブが入らず、苦しんだ錦織だったが、見事に修正して難敵を逆転。体力の消耗戦となった終盤の競り合いにも勝った。ツアーの中でも格の高いマスターズ大会初優勝へ、また一歩前進した。準決勝ではミロシュ・ラオニッチ(25=カナダ)とニック・キリオス(20=オーストラリア)の勝者と対戦する。

続きを表示

2016年4月1日のニュース