東京五輪・パラリンピックのオフィシャルパートナーに「味の素」

[ 2016年3月29日 05:30 ]

「東京2020オフィシャルパートナー契約」を結び笑顔の味の素・西井孝明社長(左)と大会組織委員会・森喜朗会長

 味の素は28日、東京五輪・パラリンピック競技大会組織委員会と「東京2020オフィシャルパートナー契約」を結んだ。契約カテゴリーの調味料、乾燥スープ、アミノ酸ベース顆粒(かりゅう)、冷凍食品を通じ、日本代表選手団を支援していく。

 会見場となった東京・北区の「味の素ナショナルトレーニングセンター」には大勢の報道陣が駆けつけた。味の素の西井孝明社長は組織委の森喜朗会長と笑顔で調印。西井社長はオフィシャルパートナーとして初めて迎えるリオデジャネイロ五輪・パラリンピック大会から積極的に支援活動をすることを明言した。非売品の「アミノバイタル Rio 2016 日本代表選手団 SPECIAL」を含めた、アミノ酸ベース顆粒製品を合計30万本提供することを発表。「リオデジャネイロは日本から遠く、時差もあり、夏冬逆転の過酷な環境。選手たちのトータルコンディショニングをサポートすることでお役に立ちたい」と力を込めた。

 同席した日本オリンピック委員会の竹田恒和会長は、03年からオフィシャルパートナーとしてオリンピック日本代表団の強化支援事業「ビクトリープロジェクト」に取り組む同社に絶大な信頼を寄せており「五輪期間中に味の素さんの製品などを使った和食の提供を検討している」と具体的なプランを語った。

 また、同社がシンクロナイズドスイミング日本代表のオフィシャルスポンサーを務める縁で、井村雅代ヘッドコーチらも登場した。今月6日にリオデジャネイロで行われた五輪世界最終予選チーム・フリールーティン(FR)で2位となり、出場権を獲得できたことは「手厚いフォローのおかげ」と振り返った。「こんなに素晴らしいサポートが受けられる日本の選手は幸せ。このことへのお返しは良い成績を残すこと」とメダル獲得を約束した。

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2016年3月29日のニュース