藍3位 3年ぶりトップ5 31日開幕メジャーへ弾み

[ 2016年3月29日 05:30 ]

18番でパーパットを沈めてギャラリーの声援に応える宮里藍

米女子ゴルフツアー 起亜クラシック最終日

(3月27日 カリフォルニア州カールズバッド アビアラGC=6558ヤード、パー72)
 15位から出た宮里藍(30=サントリー)が7バーディー、1ボギーの66をマークし、通算12アンダーの276で3年ぶりのトップ5となる3位に入った。野村敏京(23=フリー)は73で通算7アンダーの16位。72で回った横峯さくら(30=エプソン)は通算2オーバーの60位だった。世界ランキング1位のリディア・コ(18=ニュージーランド)が通算19アンダーに伸ばし、今季初勝利、通算11勝目を挙げた。

 18番で2・5メートルのパーパットを沈めた宮里は安どの笑みを浮かべた。今季自己最少の66をマークして3位フィニッシュ。トップ10は6位だった13年4月のロッテ選手権以来。トップ5は2位だった同年3月のRRドネリー・ファウンダーズ・カップ以来だ。「4日間通して凄くいいゴルフができた。シーズン当初から手応えを感じていると言い続け、やっと証明できた」と胸を張った。

 「難しいグリーンでいいパットがたくさん入った」。5番パー5で難しい下り4メートルのバーディーパットを沈めた。14番では6メートルの下りラインを読み切った。ショットも好調で9番では残り110ヤードの2打目を50センチにつけ短い打ち下ろしの16番パー4では1Wで1オンに成功。この日の最少スコアを叩き出した。

 沖縄から駆けつけている父でコーチの優さんも「こちらに来てからスイングチェックをしていない。それくらい良い状態」と満足そう。宮里は「目の前の一打に集中できた。次週へいい弾みになる」と31日開幕のメジャー初戦ANAインスピレーションに視線を向けた。「トップ10はゴールじゃない。どう生かすかが大事」。12年7月のアーカンソー選手権以来となる米ツアー通算10勝目に照準を定めた。

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2016年3月29日のニュース