白鵬 父のアルツハイマー病明かす「オヤジにいい報告できる」

[ 2016年3月29日 05:30 ]

優勝の美酒に酔い、色紙を手に会見でも上機嫌の白鵬

 大相撲春場所で4場所ぶり36度目の優勝を果たした横綱・白鵬(31=宮城野部屋)が千秋楽から一夜明けた28日、大阪市内で会見し、父・ムンフバトさん(74)がアルツハイマー病を患っていることを明かした。

 「体を悪くしてアルツハイマーの病気をしてます」と話した上で「今のところ説明すれば分かる。最近のことが分からない。昔のことをよく思い出すみたい」と説明。68年メキシコ五輪レスリング競技の銀メダリストでもある父は年1回のモンゴル相撲を6度制した元横綱。白鵬はそれに相当する36回(年6場所×6年)の優勝を一つの目標にしていた。「オヤジにいい報告ができる」と喜んだ。

 また十両以上の力士で構成する力士会の会長を次の夏場所(5月8日初日、両国国技館)の前にも日馬富士に託す意向を示した。

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2016年3月29日のニュース