ホーネッツが23点差を逆転 リンの活躍でスパーズ撃破

[ 2016年3月22日 17:17 ]

29得点を挙げたホーネッツのリン(AP)

 NBAは21日に各地で9試合を行い、東地区全体6位のホーネッツは地元シャーロットでリーグ全体2位のスパーズを91―88(前半36―51)で撃破。第1Qで7―28と出遅れ、第2Q序盤で最大23点差を追う展開となったが、ベンチから出たジェレミー・リン(27)が第4Qの15得点を含め29得点を挙げて試合をひっくり返した。

 スパーズの連勝は6でストップして59勝11敗。23点のリードがありながら敗れたのは、ティム・ダンカン(39)が入団した97年以降では最大点差の逆転負けとなった。

 リーグ全体首位のウォリアーズは敵地ミネアポリスでティンバーウルブスを109―104(前半61―58)で振り切って63勝7敗。ブルズが95年シーズンに樹立した年間最高成績(72勝10敗)の70試合終了時点よりもまだ勝ち星が1つ多く、残り12試合を10勝2敗でクリアすれば新記録達成となる。

 ただし19日のスパーズ戦で3点シュートを12本中11本失敗したステファン・カリー(28)はこの日も9本中7本をミス。19得点を挙げたものの、ここ2試合での3点シュートの成功率は14・3%に低下している。

 敗れたティンバーウルブスは22勝48敗。昨季の新人王、アンドリュー・ウィギンス(21)が25得点、今季の新人王が有力視されているセンターのカールアンソニー・タウンズ(20)が24得点11リバウンドを稼ぎ、第3Q途中で8点をリードしたが土壇場で詰めを欠いて“大魚”を逃した。

 キャバリアーズは地元クリーブランドでナゲッツを124―91(前半56―48)で退けて50勝20敗。レブロン・ジェームズ(31)が33得点11リバウンド11アシストで通算41回目(今季2回目)のトリプルダブルを達成し、東地区セントラルで2季連続のディビジョン優勝を決めた。

 ナゲッツは29勝42敗。ベンチから出たウィル・バートン(25)が27得点をマークしたが、ここ5戦で4敗目を喫した。

 東地区全体10位のウィザーズは敵地アトランタでホークスを117―102(前半61―59)で下して5連勝で35勝35敗。ジョン・ウォール(25)が27得点14アシスト、ブラドリー・ビール(25)が25得点を挙げて、18日ぶりに勝率を5割に戻した。

 ホークスの連勝は5で止まって41勝30敗。東地区全体では4位で、所属のサウスウエストではゲーム差なしながらヒートにディビジョン首位の座を明け渡した。なお東地区全体順位では3位のヒート、4位ホークス、5位セルティクスが同率で、6位ホーネッツはこの3チームをわずか0・5差で追走している。

 <その他の結果>

ピストンズ(37勝34敗)92―91バックス(30勝41敗)、ブルズ(36勝33敗)109―102キングス(27勝43敗)、ペイサーズ(37勝33敗)91―75 76ers(9勝62敗)、グリズリーズ(41勝30敗)103―97サンズ(19勝51敗)、セルティクス(41勝30敗)107―96マジック(29勝41敗)

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