葛西、笑顔で今季を総括 通算500試合「ここまでこられるとは」

[ 2016年3月22日 11:34 ]

W杯から帰国し報道陣の取材に応じる葛西紀明

 ノルディックスキー・ジャンプで男子の葛西紀明(土屋ホーム)と3度目の個人総合女王に輝いた高梨沙羅(クラレ)が22日、欧州から成田空港に帰国した。葛西は20日に終了した今季、前人未到の通算500試合出場を達成。「ここまでこられるとは想像もしていなかった。たくさん盛り上げてもらった」と笑顔で振り返った。

 3季ぶりに未勝利に終わったが、個人戦で5度表彰台に乗って最年長記録を43歳8カ月に更新し「トップに近いジャンプができた」と満足感を漂わせた。1月末に第1子の璃乃ちゃんが誕生。シモン・アマン(スイス)らから子供服をプレゼントされたそうで「(オフは)娘と奥さんと一緒にいる時間を増やせたら」と表情を緩めた。

 20日の表彰式に出席した高梨は、成田市内で記者会見し「(3度の中で)一番思い入れのあるトロフィー」とあらためて喜びを語った。2年後の平昌冬季五輪に向け「もう折り返し地点。やらないといけないことを一つずつやっていくことしか考えていない」と決意を口にした。

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