錦織“ジョコの壁”またも崩せず…ストレート負けで全豪終戦

[ 2016年1月26日 19:35 ]

全豪オープン男子シングルス準々決勝でジョコビッチと対戦した錦織(AP)

テニス全豪オープン第9日

(1月26日 オーストラリア・メルボルンパーク)
 テニスの全豪オープン第9日は26日、メルボルンで行われ、男子シングルス準々決勝で世界ランキング7位の錦織圭(26=日清食品)は同1位のノバク・ジョコビッチ(28=セルビア)と対戦。3―6、2―6、4―6で敗れ、1932年の佐藤次郎以来となる日本男子全豪ベスト4には届かなかった。

 今大会前までの対戦成績は錦織の2勝5敗で4連敗中。昨年11月のツアー最終戦では1―6、1―6で1時間もたずに完敗していた。全豪の舞台で期したリベンジ。しかし世界王者の壁は厚かった。

 第1セット。最初のサービスゲームをラブゲームでキープし好スタートを切った錦織。だが、互いにキープし迎えた第6ゲーム。40―0からドロップショットのミスなどでデュースに持ち込まれると、最後はダブルフォルトでブレークを許した。ジョコビッチはファーストサーブに安定を欠きながらも、しっかりとキープし先取に成功した。

 第2セット、錦織はいきなりブレークを許すと、第2ゲームでは2度のブレークチャンスを生かせなかった。フォアハンドでのミスが目立ち苦しい展開。第3ゲームは0―40から粘ってキープに成功したものの、第5ゲームで再びブレークされ、このセットを2―6で落とした。

 第3セット開始前にメディカルタイムアウトを取った錦織。第2ゲームでこの日初めてブレークに成功したが、直後の第3ゲームではショットのミスが続き、ブレークバックを許した。錦織は右太ももにテーピングを施し臨んだ第4ゲームで再びブレークしたものの、続く第5ゲームでまたもブレークバックされると、第7ゲームも落とした。そのまま押し切られた錦織はストレート負けで全豪は幕を閉じた。

 勝利したジョコビッチは準決勝で世界ランキング3位のロジャー・フェデラー(34=スイス)と対戦する。

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