43歳原田 ウマ~く乗りこなす!14年右手負傷乗り越え初五輪へ

[ 2016年1月20日 05:30 ]

43歳で五輪に初挑戦する馬場馬術の原田

 馬術のリオデジャネイロ五輪参加を希望する選手らが都内で取材に応じ、馬場馬術の15年全日本王者、原田喜市(43=蒜山ホースパーク)は「20年東京も決まり、フレッシュなおじさんですが、これが最後かな」と初めて目指す五輪への思いを口にした。

 アクシデントを乗り越えての挑戦だ。乗馬クラブなどを営み、世界を目指す体制が整った14年3月。厩舎の修理中に電動ノコギリから刃が外れ、右手の薬指と小指を切断しかけた。「あああ…」と落ち込んだが、まわりの励ましもあり、入院して3週目には外出許可をもらい再び馬に乗った。今でも完全に拳を握ることはできず、握力は20キロ程度。それでも「小さい力でも動かせるし、逆に新しい技術が身に付いた」と前向き。馬場馬術は団体枠があり、出場最低基準を満たした4人馬が出場できる。夢の五輪舞台へ、国内出場権争いを勝ち抜く。

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2016年1月20日のニュース