五輪代表候補が沖縄相撲に挑戦 永瀬「非常に参考になった」

[ 2016年1月6日 17:17 ]

沖縄相撲の強豪選手(手前)と組み合う永瀬貴規=6日、沖縄県豊見城市

 沖縄県で強化合宿を行っている柔道の日本男子は6日、豊見城市の砂浜で古くから伝わる沖縄相撲を体験し、リオデジャネイロ五輪代表候補らが地元の強豪選手と力を競い合った。

 沖縄相撲は右四つから腰に巻いた帯をつかみ合った体勢から始まり、相手の両肩か背中を地面に付かせれば勝利。宙に浮かせての豪快な投げ技が主体で、腕力や足腰の強さが必要とされる。

 約2時間で各選手は砂まみれになって熱戦を展開した。昨夏の81キロ級世界王者の永瀬貴規(筑波大)は防御の強さを発揮して技をさばき「柔道の裏投げのような技が多く、非常に参考になった」。ロンドン五輪66キロ級銅メダルで一昨年まで世界選手権3連覇の海老沼匡(パーク24)は講師役の話を熱心に聞き「モンゴルやジョージアの選手は帯を持って攻めてくる。受け方のヒントをいただいた」と何度もうなずいた。

 合宿のメニューに導入した日本男子の井上康生監督は「JUDOは世界の格闘技の複合体。選手はいろいろなものを学び、楽しめた。非常に有意義な時間だった」と目を細めていた。

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2016年1月6日のニュース