吉田沙保里、全日本V13!「ぜんそく」乗り越え五輪代表確定

[ 2015年12月23日 16:46 ]

<レスリング全日本選手権>圧倒的な力で菅原(右)を決勝で破り優勝した吉田沙保里

 レスリング全日本選手権最終日は23日、東京・代々木第2体育館で行われ、女子55キロ級は吉田沙保里(33=ALSOK)が快勝し、大会13回目の優勝を飾った。決勝では菅原ひかり(22=至学館大)にテクニカルフォール勝ち。4連覇が懸かる来年のリオデジャネイロ五輪代表に決まった。同53キロ級は世界選手権3連覇を達成した登坂絵莉(22=至学館大)が制した。

 今月10日に「ぜんそく」と診断され、体調面の不安を抱えていた吉田だが、しっかりと優勝で2015年を締めくくった。9月の世界選手権で13連覇を達成し、リオ五輪代表に内定。今大会出場によってその権利を確定させた。

 決勝では持ち前の高速タックルからポイントを重ね、第1ピリオド6―0でリード。「いつも練習している後輩と初めて戦って緊張した」と言いながら、第2ピリオドもポイントを奪ってテクニカルフォール勝ちと圧倒した。

 2001年に敗れて以来、続いている個人戦の連勝を203まで伸ばした。試合後、心配された「ぜんそく」については「12月に入ってからせき込んだりして自分でもビックリしたが、今は薬を飲んだりして落ち着いている」と吉田。4連覇を目指すリオ五輪に向け「体調管理をしっかりしていきたい」と話した。

続きを表示

この記事のフォト

2015年12月23日のニュース