ゴルフ五輪金なら永久シードも!倉本氏「お金ではなく名誉を」

[ 2015年8月19日 05:30 ]

倉本委員は私見で五輪で金メダルを獲得したら永久シードを与えるプランを明かした

 リオでの金獲りへ仰天プランだ。16年リオデジャネイロ五輪、20年東京五輪に向けたゴルフ競技の第2回五輪競技対策本部・強化委員会の正副委員長調整会議が都内で行われ、倉本昌弘委員(59)らが出席。倉本は会議終了後、リオ五輪で金メダルを獲った選手に永久シードを与えるとの私見を披露した。

 リオ五輪は来年7月11日付の五輪ランキングによって各国最大4人の出場選手が決まる。現時点においては男子は同12位につける松山英樹と同30位の岩田寛が代表の座に近い。倉本は02年W杯で丸山茂樹と伊沢利光が優勝したことを例に挙げ、「あれだけの活躍をしたのに今は2人とも国内ツアーのシードを持っていない。僕は不思議だと思う」と現状に首をひねる。そこで「五輪で金メダルを獲ったら永久シードをあげてもいいのでは。お金ではなく名誉の方が良い」と提言した。私見とはいえ、日本プロゴルフ協会会長でもある倉本の影響力は大きいだけに、プランが実現する可能性は十分にある。

 また、後方支援の充実も訴えた。リオ五輪の男子ゴルフの開催期間は8月11日から14日まで。来季は全英オープン(7月14日開幕)の2週間後に全米プロ選手権(7月28日開幕)が控え、さらに2週間後に五輪が開幕する。「全英、全米プロ、五輪に出場する選手は約1カ月間の海外生活を送るわけだから日本食が恋しいはず」といつでも日本食が食べられるように日本からシェフを帯同するか、現地で日本食が作れるシェフを雇う考えを示した。「我々は黒子。選手が気持ち良くプレーできるように要求されたことはやりたい」と倉本。最大級の“おもてなし”で代表戦士をサポートするつもりだ。

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2015年8月19日のニュース