サントリー新浪社長、佐野氏模倣問題で説明「安心していただくことで…」

[ 2015年8月19日 11:36 ]

遠藤五輪相(左)と会談するサントリーHDの新浪剛史社長=19日午前、東京・永田町

 サントリーホールディングスの新浪剛史社長は19日、2020年東京五輪・パラリンピックのメーンスタジアムとなる新国立競技場の新たな建設計画策定に向けてのヒアリングで遠藤利明五輪相と会談し「国費の投入は最小限に抑え、民間の資金を使える方法論を考えるべきだ」と意見を述べた。

 経済同友会の東京五輪・パラリンピック招致推進委員会の委員長を務めた経験もある新浪氏は、新国立の用途は陸上をメーンとすることが好ましいとし「屋根などアディショナル(追加)のところは民活をもってやり、運営も任せればいい」と提案した。

 会談後は報道陣に対し、東京五輪公式エンブレム制作者の佐野研二郎氏の事務所が手掛けた同社のキャンペーン賞品の一部に他の作品の模倣があったとして取り下げた対応について「(お客様に)安心していただくということでやらせてもらった」と説明した。

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