美香 連続バーディー締め!メジャー初Vへ2打差4位で最終日へ

[ 2015年8月2日 05:30 ]

第3ラウンド、2番グリーンでパットをカップに寄せ、声援に応える宮里美香

USLPGAツアー全英リコー女子オープン第3日

(8月1日 英国ターンベリー ターンベリー・エイルサコース=6410ヤード、パー72)
 第3ラウンドがスタートし、首位と3打差の6位から出た宮里美香(25=NTTぷらら)は6バーディー、4ボギーで通算6アンダーとし、首位と2打差の4位に浮上した。成田美寿々(22=オンワードホールディングス)は76とスコアを落として通算4オーバーの33位、横峯さくら(29=エプソン)は73でホールアウトし、通算6オーバーで44位だった。コ・ジンヨン(韓国)、テレサ・ルー(台湾)が8アンダーで首位に立っている。

 強風で時折雨が降る難しいコンディションとなった第3ラウンド。赤い雨具を着込んだ宮里美は好調のパットを武器にスコアを伸ばした。5番でティーショットを深いラフに入れてボギーが先行。7番パー5で3打目を2・5メートルにつけてすぐにバーディーを奪い返したが、直後の8番で再びボギーを叩くなど一進一退の状態が続いた。それでも11番パー3で5メートルのバーディーパットを沈めてガッツポーズ。12番では手前から10メートルをねじ込んで連続バーディーとした。17番では5メートルを沈め、最終18番は右ラフからの第2打を手前2メートルにつけてバーディーで締めた。

 前日の第2ラウンドは初日の好天がうそのように一変。強い海風に雨まで加わり、これぞ全英という過酷な条件だった。そういう状況でも「うまく打てている」という低い弾道のパンチショットに「ラインが読めているのが大きい」と自賛する好調のパットと、持てる技術をフル活用してパーを拾った。特に雨が激しくなった後半は、集中力を研ぎ澄まし、15番は約3メートルのパーパットをカップへ沈めた。16番は強いアゲンストの風で「驚くほど距離が残ったので」と180ヤードの第2打を刻み、3打目はピン左5メートルへ。スライスラインを見事に読み切り、カップの真ん中から決めてパーセーブ。17番で3メートルのバーディーパットを決めると、ティーショットがバンカーに入った18番も3メートルのパーパットを沈め、力強く拳を握りしめた。首位と3打差の6位で第3ラウンドにつなげた。

 25歳にして全英には7度目の出場になる。多くの選手がスコアを崩す中で「全英はこういう大会」と事もなげに言う。優勝争いに期待が高まる。

 ▼宮里美香 パッティングは今週イメージがいい。久々にメジャーでこの位置で戦えて、最終日が凄く楽しみ。ショットをしっかり打てればチャンスがある。(第3ラウンドを終え)

続きを表示

この記事のフォト

2015年8月2日のニュース