IOCでもエンブレム問題が反響「東京にネガティブなニュース続く」

[ 2015年8月1日 08:37 ]

 2020年東京五輪のエンブレムがベルギーのリエージュ劇場などのロゴと似ていると指摘されている問題は、クアラルンプールで総会を開いている国際オリンピック委員会(IOC)の委員の間でも反響を呼んでいる。ウン委員(シンガポール)は「確かに似ている。違うのは色と赤い丸がある点くらいかな。新国立競技場の問題に続いて、東京にとってはネガティブなニュースが続いている」と語った。

 陸上棒高跳びの名選手だったブブカ理事(ウクライナ)は「ニュースで知って驚いた。僕は素晴らしいエンブレムだと思う」と好意的な見方を示した。

 国際カヌー連盟会長のペルレナ委員(スペイン)は「TOKYOのTをデザインしており、盗作したわけがない。色も違う。東京のロゴは鮮やかな色を使っていて雰囲気が全然違う」と指摘。その上で「ロゴは五輪に大きな影響を与える。人々はロゴとともに大会を記憶する。細かなことばかりに目を向けるべきではない」と騒動にくぎを刺した。(共同)

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2015年8月1日のニュース