チームも銅!デュエットに続いた!予選4位から逆転メダル

[ 2015年7月28日 05:30 ]

デュエットに続きチームでも銅メダルを獲得した日本(AP)

水泳世界選手権第4日

(7月27日 ロシア・カザニ)
 シンクロナイズドスイミングのチーム・テクニカルルーティン(TR)決勝が行われ、日本(乾、三井、中村、箱山、吉田、中牧、丸茂、小俣)は92・4133点で3位となり、今大会2つ目の銅メダルを獲得した。前日(26日)のデュエットTRで07年大会以来4大会ぶりの表彰台に立つ銅メダルで築いたお家芸復活の流れに弾みをつけた。ロシアが95・7457点で優勝し中国が2位だった。ソロ・フリールーティンは乾友紀子(24=井村シンクロク)が91・7333点の5位で決勝に進んだ。

 3位が決まると選手が声を上げて涙を流し、井村ヘッドコーチがその肩を抱きしめて喜びをかみ締めた。前日のデュエットTRで乾、三井ペアが表彰台に立ち、銅メダルの看板を引っ提げて臨んだ決勝。日本は3位を争ったウクライナをかわし、4位だった予選から順位を1つ上げ、2日連続で銅メダルを獲得した。

 「全員でメダルを手にすることができて凄く大きい。(井村)先生についてきて良かった」と乾が笑えば、三井も「チームでやってきて、みんなでメダルを獲れて最高にうれしい」と喜んだ。

 本番前の練習で井村コーチが鬼の形相で指導する中、選手は最後までプールに残って演技を確認。メダルへの強い執念を見せつけた。復活を期す日本を印象付けるため、祭りをベースとしたアップテンポな「弥栄(やさか)日本」がテーマ曲。武器の同調性を磨き、元気な姿を見せた。メダル請負人の井村イズムをジャッジにアピールする選曲で、井村チルドレンがスピード感あふれる泳ぎを披露した。

続きを表示

この記事のフォト

2015年7月28日のニュース