さくら 耐えた粘った1オーバー!「調子はいい」全米女子OP開幕

[ 2015年7月10日 05:30 ]

10番、ティーショットを放つ横峯

USLPGAツアー 全米女子オープン第1日

(7月9日 米ペンシルベニア州ランカスター ランカスターCC=6483ヤード、パー70)
 メジャー第3戦が開幕し、横峯さくら(29=エプソン)は3バーディー、4ボギーの71で回った。宮里美香(25=NTTぷらら)はバーディーなし、5ボギー、1ダブルボギーの77と崩れた。上原彩子(31=モスフードサービス)は71、松森彩夏(21=スターツ)、野村敏京(22=フリー)は75でホールアウトした。

 横峯は2ホール目の11番でボギーを叩いたが、パー3の12番で取り返した。さらに続く13番でもバーディーを奪い、その時点で首位に並んだ。14番をボギーとしてイーブンパーでハーフを終了。後半は5番でボギーが来たが、続く6番のバーディーで帳消し。8番で落としたものの最後まで粘り強くプレーした。

 開幕前日の8日は練習ラウンドは行わず、パット練習に時間を割き、棒を上腕と胸で挟み込みながら丁寧にフォームを確認。「楽しむのは難しいけど、しっかりと自分のプレーをするのが第一。結果はその後に付いてくればいい」と落ち着いた様子で話した。

 ランカスターCCはフィラデルフィアから西へ約120キロにある林間コース。距離が長く、グリーンに打ち上げていくホールが多いのが特徴。目標スコアを問われた横峯は「設定は難しい。イーブンとかアンダーパーで回ることができれば凄くいいと思う」と厳しい戦いを予想していた。

 昨年は初日に4オーバーの74を叩き47位と出遅れたが、2日目に68をマークして追い上げ最終的に7位に入った。米ツアーに本格参戦した今季は初戦から3戦連続で予選落ちするなど満足する結果は得られていない。

 しかし夫でメンタルトレーナーの森川陽太郎氏(34)の指導で目標を明確に設定することで大崩れが少なくなった。6月の全米女子プロでも13位に入っており「調子はここ最近で一番いい」と手応えを持ってメジャーに挑み、言葉通りのゴルフを見せた。

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2015年7月10日のニュース