ラグビー日本代表 W杯“スリム公式球”に慣れろ!

[ 2015年7月10日 05:30 ]

ラグビーW杯2015公式球(左)と、これまでの日本代表公式球。短径1周に10ミリの差があり、公式球の方が蹴りにくく飛びすぎる傾向が

 “スリム”な公式球対策に着手――。ラグビー日本代表が8月に予定している国内3試合で、W杯(9月開幕、イングランド)公式球を使用する見込みとなった。

 今月6日に再開した宮崎合宿では、主催者から送られてきた大会公式球「MATCH XV」15個を使用。練習で実際に使った選手からは、異口同音に「少し細く感じる」と戸惑いの声が漏れている。特にプレースキッカーのFB五郎丸(ヤマハ発動機)は「少し細くなり、芯にしっかり当てるのが難しい」と感想。ラインアウトでスローイング役のフッカー堀江(パナソニック)も「軽くて飛びすぎちゃう感じ。(練習でも)オーバーボールが多かった」と印象を口にした。

 実際に計測すると、これまでの代表公式球の短径1周が613ミリだったのに対し、W杯公式球は603ミリで、その差10ミリ。堀江が「慣れることが必要」と言った通り、代表関係者も8月15日の世界選抜戦、同22、29日のウルグアイ戦でW杯公式球の使用を要望し、実戦使用の機会をつくる。国際大会の度にボールへの対応が課題となる野球、サッカーの二の舞いを避けるためにも、万全の対策を期す。

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2015年7月10日のニュース