ポールター日本Enjoy1差6位「文化、人、食べ物全て好き」

[ 2015年6月26日 05:30 ]

18番ホール、リカバリーショットを放つポールター

男子ゴルフツアー ISPSハンダグローバルカップ第1日

(6月25日 山梨県北杜市 ヴィンテージゴルフ倶楽部=6774ヤード、パー71)
 欧州ツアー通算12勝のイアン・ポールター(39=英国)が4アンダー、67をマークして首位に1打差の6位につけた。07年ダンロップ・フェニックス以来となる日本ツアー2勝目に向けて好発進した。手嶋多一(46=ミズノ)、広田悟(42=TOSHIN)、矢野東(37=フリー)ら5人が5アンダー、66で首位に並んだ。
【第1R成績】

 最終9番をバーディーで締めたポールターは上機嫌だった。67のラウンドを「初めの9ホールはバーディーチャンスをものにできなかったけど、後半はパットが良くなって4つのバーディーが取れた。初日でもあるので、スコアには満足している」と振り返った。

 インを回った前半はピンチが多かった。パー4の11番と15番は2打目がグリーンに届かず花道から1メートルに寄せてパーセーブ。242ヤードの17番パー3はグリーン右の深いバンカーに入れながら2・5メートルに寄せてパーパットをねじ込んだ。18番パー5は2打目を左の林に入れた。3打目はグリーンの向こうに池が待つ難しい状況からロブショットで脱出。リズムをつかむと後半は4バーディーでスコアを伸ばした。

 54位だった全米オープンを終えて来日。移動の疲れ、時差ボケもある中で世界ランク26位の実力の片りんを見せた。同組の小平は「スコアをつくる力が凄い。ショットの飛距離や精度は自分も負けてなかったけど、アプローチはうまいし際どいパットも入れてくる」と称賛した。

 日本ツアーは7年ぶりで4試合目。06年から3年連続でダンロップ・フェニックスに出場して6位、優勝、8位といずれもトップ10入りしており「また活躍したい」と意欲的だ。

 「日本は良いところしかない。文化、人、食べ物全て好き。週1回は寿司を食べる」という日本びいき。日本の習慣にも興味津々で、空港からホテルに向かう途中には自動販売機でコーヒーを買おうと試みた。「機械にボタンが多くて、どれを押せばいいのか分からなかったよ」と笑った。

 「明日(2日目)は10アンダーまで持っていきたい。コースのアンジュレーションと風の読みが難しいが、多くのバーディーを取るために良いショットとパットをキープしたい」。1打差の好位置から日本2勝目を狙う。

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2015年6月26日のニュース