羽生 新シーズンは“和”で攻める!「陰陽師」に乗って晴明演じる

[ 2015年6月13日 05:30 ]

安倍晴明を思わせるポーズも披露

 15~16年シーズンのプリンスは“和”で攻める。フィギュアスケートの14年ソチ五輪男子金メダリスト・羽生結弦(ゆづる、20=ANA)が新横浜スケートセンターでアイスショー「ドリーム・オン・アイス」に出演。映画「陰陽師」の音楽を使った新フリー「SEIMEI」を初めて披露し、安倍晴明を演じた。

 競技用では自身初の和風プログラムに、「ここまで和のプログラムを出せるのって、今の日本男子では僕しかいない。僕だからできる繊細さや和の力強さがある」と自信を見せた。

 振り付けは昨季のフリーも手掛けたシェイリーン・ボーン氏が担当。羽生はプログラムづくりの過程で、同氏とともに能や狂言といった日本の伝統舞踊をチェック。「そういう(能や狂言の)動きも取り入れつつ、という感覚はある」。この日は演技後半の1つを含む計3度の4回転ジャンプの全てで失敗したが、「ジャンプの出来だけが全てじゃない」と前向きに捉える。昨季は中国杯での激突事故や腹部手術など試練続きだったプリンスが、和で新境地を切り開く。

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