元十両出羽の郷が引退表明 最も遅い出世記録の44歳

[ 2015年5月24日 18:57 ]

 大相撲で初土俵から所要114場所と史上最も遅い新十両昇進記録を持つ東三段目54枚目の出羽の郷(44)=本名川原秀之、埼玉県出身、出羽海部屋=が夏場所千秋楽の24日、7番相撲後に現役引退を表明した。

 出羽の郷は1986年夏場所に初土俵を踏み、2005年夏場所に戦後最年長の34歳5カ月で新十両。十両在位はこの場所だけだった。約30年の土俵人生を終え「関取になったことが一番の思い出。何度も駄目だと思いながら、諦めないで良かった。悔いはない」と話した。

 断髪式は6月20日に東京都内で開き、今後は福岡県で介護の仕事に就く予定。

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2015年5月24日のニュース