初Vへ片岡1差ピタリ 海外修行の成果出た

[ 2015年5月24日 05:30 ]

第3日、通算13アンダーで2位の片岡大育

男子ゴルフツアー関西オープン第3日

(5月23日 滋賀県東近江市 名神八日市カントリー倶楽部=6900ヤード、パー71)
 ツアー未勝利の片岡大育(だいすけ、26=Kochi黒潮CC)が67で回って通算13アンダーとし、1打差2位の好位置につけた。海外での試合経験が豊富な国際派が、今季の日本勢初勝利を狙う。山下和宏(41=ザ・サイプレスGC)が通算14アンダーで単独トップに立った。

 片岡が海外仕込みのテクニックでピンチをしのいだ。17番の深いラフからの第3打は、上ってから急に下る約8ヤードのアプローチを迫られた。しかも芝は逆目で難易度は高かったが、絶妙なロブショットで難なくベタピンに。パーで切り抜け、山下との1打差を守った。「あそこしかなかったですね。アジアに比べれば、日本の芝はやりやすい。向こうは飛ぶ距離が計算できないですから」

 片岡は07年にプロに転向し、11年からはアジアンツアーにも参戦。日本とアジアを行き来しながら、腕を磨いた。13年のインドネシア・マスターズでは最終日にアーニー・エルスと最終組で回って3位。「エルスより上の選手はそうはいないでしょ?あの経験が自信になっています」。昨年はアジアンツアーの4年連続シードを逃したが、成長は実感している。昨年のこの大会では3位で最終日を迎えながら崩れて13位。今度こそ、の思いは誰よりも強い。

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2015年5月24日のニュース