藤本最多25得点、宮城MAX初のV7王手 日本車椅子バスケ

[ 2015年5月6日 05:30 ]

<宮城MAX・千葉ホークス>相手4人に囲まれながらシュートを放つ藤本

 内閣総理大臣杯争奪第43回日本車椅子バスケットボール選手権大会(スポニチ後援)は5日、東京体育館で予選リーグ(4グループ)の残り8試合と決勝トーナメント準決勝2試合を行った。大会史上初の7連覇を目指す宮城MAX(東北)は準決勝で最強のライバル、千葉ホークス(関東)に67―47で圧勝。エース藤本怜央(31)の攻守にわたる活躍が光った。大会初制覇を狙う埼玉ライオンズ(関東)は優勝4度を誇る古豪ワールドBBC(東海北陸)を58―52で下し、23大会ぶりの決勝進出を果たした。

 準決勝は昨年の決勝と同じ顔合わせ。事実上の決勝と目された一戦は10大会連続11回目の得点王を狙う宮城MAXの藤本がチーム最多の25得点を叩き出す活躍を見せ、20点差がつく一方的な展開となった。「昨年よりさらに強いMAXを証明できた」。4月の関東カップ決勝では同じ相手に41―50と苦杯を喫したが、当時、藤本はドイツでプレー。成長したエースの復帰でチームは別次元の強さを見せた。得点王レースでは千葉ホークスのエース土子(つちこ)に6点差と後れを取っているが「個人としての歴史も続けていきたい」。チームの7連覇とダブルでの偉業達成に意欲を見せた。

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2015年5月6日のニュース