松山 決勝Tグイッ逆転2連勝 鮮やか3連続バーディー

[ 2015年5月2日 05:30 ]

15番でバーディーパットを決めてギャラリーの声援に応える松山

世界選手権シリーズ キャデラック・マッチプレー選手権第2日

(4月30日 米カリフォルニア州サンフランシスコ TPCハーディングパーク=7127ヤード、パー71)
 1次リーグ第2戦が行われ、松山英樹(23=LEXUS)はフースト・ルイテン(29=オランダ)に2アップで逆転勝ちし2連勝を飾った。アレクサンデル・レビ(24=フランス)を3アンド1で下し1勝1敗のケビン・ナ(31=米国)と対戦する1日(日本時間2日)の最終戦に勝てば決勝トーナメントに進む。出場64選手が4人1組に分かれた1次リーグを3日間実施し、各組1位の16人が決勝トーナメントに進む。

 圧巻の上がり5ホールだった。松山は2ダウンで迎えた14番でフェアウエーから残り185ヤードの2打目を7Iでピン上1.5メートルにつけた。この日の初バーディーで1つ取り戻すと、15番ではピン奥1メートルにつける絶妙なショットで戦いを振り出しに戻した。16番はルイテンとともにバーディーチャンスにつけ先に3.5メートルを沈めた。重圧がかかった相手は2メートルを外し、ここで逆転した。18番はダメ押しのイーグルを奪取。序盤は耐えるゴルフが続いたが、「我慢してバーディーを取れば取り返せると思った」と狙い通りの勝利だった。

 予選でグループ唯一の2連勝を飾った松山は、決勝トーナメント進出を懸けてナと対戦する。ナは昨年6月のメモリアル・トーナメントで松山が初優勝した際にプレーオフで戦った因縁の相手。「どういう戦いになるか分からないが、しっかりと粘っていけたらいい」と言葉に力を込めた。

 ▼松山の決勝トーナメント進出の条件 松山はナに勝てば3戦全勝で決勝トーナメント進出が決まる。ナに敗れても同組のルイテンがレビに勝ち3人が2勝1敗で並べば通過者を決めるプレーオフに進める。ルイテンが敗れて松山とナが2勝1敗で並んだ場合は、直接対決の結果によりナが決勝トーナメント進出。

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2015年5月2日のニュース