丁寧 右足ひねるも中国対決制し2大会ぶりV

[ 2015年5月2日 23:15 ]

女子シングルスで優勝し、ガッツポーズする中国の丁寧

 卓球の世界選手権個人戦(中国・蘇州)の女子シングルス決勝戦が2日にあり、世界ランキング1位の丁寧(中国)が同2位の劉詩ウェン(中国)に勝ち、2大会ぶりの優勝を果たした。

 丁寧は3―1としてから劉詩ウェンの猛反撃に遭い、タイとされた。最終ゲームは0―1で左右に振られた際に右足をひねって転倒し、うずくまった。治療のために10分近く試合が中断。競技再開後はプレーが途切れるごとに、ゆっくりと足を引きずって歩いて間を取った。そのたびに観衆が大きな声援を送った。

 早いテンポで自分のペースに引き込んでいた劉詩ウェンは大誤算。丁寧の故障後は試合進行が一気に遅くなったことが影響したのか、勢いを失った。丁寧が11―8で最終ゲームを奪った。

 国際卓球連盟(ITTF)の記録では、過去6勝11敗と丁寧の方が分が悪かった。しかし、負傷しながらも相性の悪さを跳ね返して頂点に立った。

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2015年5月2日のニュース