休場の鶴竜が再起宣言、「非常に悔しい。夏場所優勝を目指す」

[ 2015年3月10日 16:32 ]

 左肩痛で大相撲春場所初日から休場している横綱鶴竜が10日、師匠の井筒親方(元関脇逆鉾)を通じてコメントを出し「こういう結果になってしまい、非常に悔しい。とにかくけがを治し、夏場所に向けて頑張る。出場するからには優勝を目指す」と再起を宣言した。

 鶴竜は初場所後半から痛みを覚え、2月26日に受けた磁気共鳴画像装置(MRI)検査で左肩腱板損傷と診断された。「力が抜ける感じで、痛みで腕が引っ張られるような感覚がある」という。昨年に初優勝して昇進を決めた春場所への出場を最後まで模索したが「横綱は出場するだけでは駄目。結果を残さなければいけない。とても悩んだ」と熟慮の末に判断したことを明かした。

 当面は治療に専念し、場所後の春巡業への参加は回復具合によって決める。「プラス思考でやっていきたい。落ち込んでいられない」と述べた。

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2015年3月10日のニュース