松山 猛追で首位に1差4位「最高の形で終われた」

[ 2015年2月24日 05:30 ]

通算5アンダーで4位となった松山英樹。3番でラインを読む

USPGAツアーノーザントラスト・オープン最終日

(2月22日 米カリフォルニア州パシフィックパリセーズ リビエラCC=7349ヤード、パー71)
 19位から出た松山英樹(22=LEXUS)は6バーディー、2ボギーの67と好スコアをマークして通算5アンダーの279で、首位に1打差の4位に入った。今季5度目のトップ10入りはツアー最多に並ぶ好成績。ジェームズ・ハーン(33=米国)が3人によるプレーオフを制してツアー初勝利を挙げた。

 最終18番、松山が切れ味抜群のアイアンでギャラリーを熱狂させた。残り157ヤードからの第2打はカップをかすめ60センチにピタリ。もう少しでイーグルというショットに大歓声が湧き起こった。

 この日2番目のスコア67でホールアウトすると「スコアがいいんで、そこが一番良かった。初日に比べればミスの内容が変わってきた。最後のセカンドも凄く良かった。もう少し練習で何かつかめれば、もっと高いレベルでプレーできるかな」と振り返った。

 1月の現代自動車チャンピオンズ大会、今月のフェニックス・オープンに続き、プレーオフ進出に1打及ばず「ボギーを打った8番と14番をやり直したい」と悔しさも残る。ただ6バーディーを奪い、19位から4位まで順位を上げたことに充実感があった。

 「優勝争いするには6アンダー、7アンダーが必要と分かっていた」。首位と7打差で出て1番パー5で2メートルを沈めてバーディー発進。11番までに3つ伸ばした。「ちょっと頑張れば(優勝も)あるかな」と欲が生まれた14番で3パットのボギー。それでも諦めずに17番パー5で2オンして2パット。18番でも伸ばして、連続バーディーで締めくくり「最後まで捨てないでやるのは大事だと思った。最高の形で終われた」と胸を張った。

 今季9試合目で5度目のトップ10入りはストレブと並んでツアー最多タイ。来季シード権に関わるフェデックスカップポイントランキングは12位から9位に上昇した。同ランキング10位以内で今季勝利がないのは松山だけ。あとは勝負どころで自分をいかにコントロールできるか。「こういう経験を続けていけば、いつか自信になるかもしれない」。頂点への階段を上っているのは間違いない。

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2015年2月24日のニュース